株式会社ゼロベータロゴ

phone 03-6908-6388

自社の求人サイトをGoogle仕事検索に対応させた方法と手順について

HOME > web_articles > 自社の求人サイトをGoogle仕事検索に対応させた方法と手順について
2019/04/10

自社の求人サイトをGoogle仕事検索に対応させた方法と手順について

これまで11の国と地域では既に運用されており、日本国内でのサービス開始が待たれていた「Google For Jobs」ですが、
2019年1月23日に「Google仕事検索」として待望の日本版サービスがローンチされました。

これからのインターネットでの仕事探しのあり方を大きく変えていくであろうGoogleの新しいサービス。
利用にあたり費用はかかりませんので、これを機に弊社としても今後のユーザ増をのため自社サイトを
「Google仕事検索」に対応させることにしました。

こちらの記事では実装から実際に「Google仕事検索」に表示されるまでの流れをご説明させていただきます。

ちなみに今回「Google仕事検索」に対応させたのは下記のサイト「昼職コレクション」です。

Google仕事検索とは?

まずは「Google仕事検索」というサービスについて改めて説明させていただきます。

「Google仕事検索」とは、従来のGoogle検索結果に加え、検索キーワードにマッチする
仕事情報を検索結果に付随して表示する機能です。

例えば、「渋谷 WEBデザイナー」で検索すると下記のような結果となります。

このように、条件にマッチする仕事情報が従来の検索結果とは別の枠として
3件表示されるようになっています。「他 100 件以上の求人情報」リンクを
クリックすると表示されている3件以外の結果もみることができます。

ちなみに、「渋谷 WEBディレクター」や「渋谷 コーダー」といったワードでは
仕事検索欄は表示されませんでした。

このあたりのキーワードの拡充はこれからのようです。

尚、各案件情報をクリックすると詳細画面が表示されます。

シンプルなテキストベースのページですが、こちらで案件情報の詳細を確認し、
それぞれのサイトの応募用の専用ページへ遷移する流れとなります。

また、ここで企業や日付、地域などで仕事情報を絞り込み検索することもできます。
地域には自分の位置情報の地名もでてきます。このあたりはさすがGoogleさん。抜け目ないですね。

Google仕事検索に対応させるための前提条件

自社サイトやページを上記のようなGoogle仕事検索に対応させるためには
下記の下準備が必要です。

・①仕事情報を構造化データとしてマークアップする
・②①の情報を公開し、Googleにインデックスさせる

上記の手順を順に解説させていただきます。

仕事情報を構造化データとしてマークアップする

構造化データとはとある属性を持つデータ群を、それぞれ決められた事前ルールに則り
整理して記載したものです。

Google仕事検索では、仕事情報を「JSON-LD」の方式でそれぞれ独立した
求人情報ページに記述する必要があります。

JSON-LDとは?

JSON-LDは構造化マークアップのための方式の一つです、2014年にW3Cに勧告され、
マークアップの手法として現在Googleが推奨しています。
構造化マークアップの手法としては、他にMicrodataやRDFaなどがありますが、
それらと比べ「JSON-LD」を使用することにより下記のメリットがあります。

「JSON-LD」のメリット

・ページ内の好きな場所に記述できる
・既存コードに影響を与えることなく追加できる
・HTML要素が不要

従来のマークアップ手法と比べ対応する場合の手間が
少ないのが特徴です。また既存のコードへの影響が少なくて済みます。

JSON-LDの書き方と例

まずは百聞は一見に如かず、ということで実際にJSON-LDを用いた
記述の例を見てみましょう。

下記は仕事情報中の勤務地の場所に関する情報の記述例です。

“jobLocation”: {
“@type”: “Place”,
“address”: {
“@type”: “PostalAddress”,
“streetAddress”: “555 Clancy St”,
“addressLocality”: “Detroit”,
“addressRegion”: “MI”,
“postalCode”: “48201”,
“addressCountry”: “US”
}
}

Google仕事検索のオフィシャルページより

上記を見てみると、各行が「”情報タイトル”:”詳細情報”」という
形式になっていることがわかります。
こちらの例はアメリカの地名が例になっていますが、例えば弊社の
所在地が勤務地だとすると下記のようなコードになります。

弊社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目17−14

“jobLocation”: {
“@type”: “Place”,
“address”: {
“@type”: “PostalAddress”,
“streetAddress”: “西新宿7丁目17−1”,//区以下の住所
“addressLocality”: “新宿区”,//市区町村
“addressRegion”: “東京”,//都道府県
“postalCode”: “160-0023”,//郵便番号
“addressCountry”: “JPN”//国
}
}

英語が並び、少しとっつきにくいかもしれませんが、
所在地の情報を情報の粒度ごとに仕分けして記述しているだけです。

もちろん、仕事情報は勤務地情報だけではありませんよね。
その他に下記のような情報を上記の例のように記述していく必要があります。


・仕事タイトル
・募集開始日(公開日)
・仕事の詳細説明文
・募集期限
・職種情報
・給与情報
などなど

これらを「JSON-LD」方式で、各仕事情報ページに記載することで
「Google仕事検索」の検索結果に登録されます。

尚、各存在する仕事1求人ずつに上記の構造化マークアップが必要ですので、
サイトが静的サイトである場合は求人ページ数分の対応が必要になってきます。
wordpressなどのCMSや求人ページを自動生成するWEBシステムなどの場合は、
出力の仕組みさえ作ってしまえば案件情報が膨大であってもサイト全体を
対応させることは容易にできるでしょう。

仕事情報を公開し、Googleにインデックスさせる

構造化マークアップが完了したら、Google仕事検索に掲載されるように
ページ情報をインデックスさせましょう。

Googleは求人サイトのインデックスには「Indexing API 」の利用を推奨しています。

求人情報の URL では、サイトマップではなく Indexing API を使用することをおすすめします。その理由は、サイトマップを更新してから Google に ping するよりも、Indexing API の方が早く Googlebot に対しページをクロールするよう指示を出せるためです。ただしそれでも、サイト全体をカバーするためにサイトマップを送信することをおすすめします。

Indexing APIを利用することにより、ユーザがページにアクセスした際に
インデックスを動的に要求することができます。

また、「Indexing API 」の利用と併せて従来のようにサイトマップの送信も行うようにと
アナウンスをしています。どちらも行っておいたほうが安心ですね。

ここでは「Indexing API 」の利用方法や実装方法については割愛させていただきます。
詳しく知りたい方は下記のサイトなどが参考になりますのでご確認ください。

PHP+LaravelでGoogle しごと検索の Indexing APIを呼び出す

WordPressサイトをGoogle仕事検索に対応させる

弊社の運営する女性の転職支援のための求人サイト「昼職コレクション」は
Wordpressで制作されています。各仕事案件の詳細情報はカスタムフィールドで管理されていますので、
構造化データへの対応も比較的簡単に行うことができました。

たとえばカスタムフィールド用のプラグイン「Advanced Custom Field」を利用する場合を例にして考えてみます。

こちらのプラグインの場合、各カスタムフィールドの出力のコードは

<?php the_field(‘項目名’);?>

となります。
構造化データに対し、仕事情報を埋め込みたい場合は下記のように関連する項目に該当する
カスタムフィールドの値をれぞれ出力すればよいことになります。※カスタムフィールドの項目名はサンプルです。

こちらを仕事情報を生成するsingle.phpなどのテンプレートに記載することで、
従来の案件登録と併せて構造化マークアップが完了しますね。
もちろん上記は勤務地情報だけですのでその他の情報も併せて記載が必要です。

たとえば、下記の弊社の求人案件の場合、最終的なコードは
下記のようになります。

軽作業スタッフ【子育てママさん活躍中】

必要な項目や、項目名に関しては下記のGoogleの公式ページをご参照ください。
求人情報 | 検索 | Google Developers

Google仕事検索への掲載を確認する

では仕事情報の作成および、インデックス送信が完了したら
時間を少しおいてGoogle仕事検索への掲載を確認してみましょう。

先ほど例としてあげた下記の案件はちゃんと登録されたでしょうか。

軽作業スタッフ【子育てママさん活躍中】

「岡山 軽作業」で検索してみます。

3位以内にはないようです。
「他 100 件以上の求人情報」を見てみましょう。

おお!ありました!しかも惜しくもぎりぎり4位

無事求人サイトの情報がGoogle仕事検索にリンクされたことが
確認できました。よかったよかった。

これで、弊社のサイトを知らない人もオーガニック検索から
弊社の求人情報にアクセスすることができるようになりますね。
実際の応募については弊社のサイト経由なのでコンバージョンを
逃す心配もありません。

Google仕事検索に登録されない場合

ちゃんとコードを埋め込んでインデックス登録もしたはずなのに、
Google仕事検索に仕事情報が掲載されない場合は下記の点を確認しましょう。

間違ったページに構造化データを埋め込んでいる

構造化データを配置するのは単一の仕事情報の詳細ページにおいてです。
複数の仕事情報があるページや、仕事情報の無いページに構造化データを
セットしてもGoogle仕事検索には登録されません。

該当のページに応募するための方法がない場合

Google仕事検索に登録されても、ユーザは最終的には遷移先の各サイトからの
仕事情報ページから応募することになります。
そのため 、応募する方法の記載がないページはGoogle仕事検索に登録されません。
応募フォームを設置するのが確実でしょう。

仕事情報の地名が存在していない、誤っている場合

仕事情報の勤務地情報に誤りがある場合、Google仕事検索に掲載されない場合があります。
登録した仕事情報に誤りがないか、今一度確かめてみましょう。

最後に

まだまだ始まったばかりの「Google仕事検索」サービスですが、
これから認知度が上がり利用シーンが増えていくことは間違いありません。

就職やアルバイトにあたっても仕事を知った理由の最上位が「Google仕事検索」から、
となるのもそう遠い未来の話ではないでしょう。

ここまでは弊社が自社のWordpressサイトを「Google仕事検索」に対応させた経緯と
その方法をご紹介しました。

もし自社での対応が難しい場合や、この記事の内容がややこかったので詳しく教えてほしい
という場合は弊社にご相談ください。「Google仕事検索」を含めアクセス増に必要な施策を
ご提案させていただきます。

ゼロベータに相談してみる

昼職コレクション